“受け身”なエンジニアが損をする理由 ~自ら動くことが、信頼と成長につながる~
こんにちは、クラウン情報テクノロジーの増井です。
今回は「エンジニアの仕事術」カテゴリとして、「なぜ“受け身”が損をするのか」というテーマでお話しします。
現場で求められるのは「指示されたことを正確にこなす力」だけではありません。
“自ら動く力”こそが、信頼・評価・成長のカギになる時代です。
1. 指示待ちでは評価されにくい時代
「真面目にやっているのに評価されない」
そんな悩みを持つエンジニアの方がいます。
でもよく見ると、その多くが「指示待ち型」だったりします。
現場では、常に変化が起きています。
仕様の変更、トラブル対応、スケジュールの調整……
そのたびにいちいち指示を待っていては、対応が遅れ、信頼を失うことにもつながります。
また、企業側が求めているのは、
- 変化に強く、
- 自ら課題を発見し、
- 改善提案ができる人材
です。
指示されたことだけをやる受け身型のエンジニアでは、これらの期待に応えることが難しいのです。
2. 情報は“拾いにいく”もの
受け身の姿勢で最もリスクが高いのは、情報の遅れや抜けです。
「誰も教えてくれなかった」
「説明されていない」
という言葉をよく聞きますが、
実際の現場では「聞かれなかったから言わなかった」というのが普通です。
とくにSES現場では、
- 自社と客先との間に情報の壁がある
- ナレッジ共有が不十分になりやすい
といった構造的な課題もあるため、自ら情報を取りに行く姿勢が不可欠です。
過去のチャット、共有フォルダ、過去案件の成果物、Wikiなど…
「何かヒントはないか?」という視点で能動的に情報を探しに行くクセをつけましょう。
3. 自己管理できる人=任せられる人
受け身型のエンジニアは、「自己管理できない人」と見なされがちです。
言われたことをそのままこなすだけでは、計画的に進める力、スケジュール感、優先順位付けなどが見えてきません。
一方、自主的に進捗を報告し、タスクの遅延やリスクを事前に共有できる人は、
「この人は任せても大丈夫だ」と信頼されます。
たとえば――
- 朝の段階で「今日は〇〇をここまで進めます」と宣言
- 困りごとは「まだ確定ではないけど、気になる点がある」と早めに相談
- 納期前には「あと何時間あれば完了できます」と見通しを提示
これらの行動ができるだけで、仕事の評価が格段に上がります。
4. “受け身”から“目的思考”へ
以前のブログ「小さな会社だからこそできる、大きな挑戦」でも触れましたが、
「自分の仕事が何に役立っているのか」を意識することが、行動の質を変えます。
例に挙げた、レンガ職人の話――
「ただレンガを積め」と言われて仕事をしていたら、やがて作業が単なる“作業”になってしまいます。
しかし、そのレンガが「学校になる」「教会になる」「街のランドマークになる」と知っていたらどうでしょうか。
1つ1つのレンガに意味が生まれ、自分の仕事に誇りを持てるようになります。
エンジニアの仕事も同じです。
自分の書いたコード、設計、テストが、誰かの生活や仕事を支えている。
「この機能は、ユーザーにどう使われるのか?」
「この仕様変更は、どんな影響を与えるのか?」
そんな視点を持てるようになれば、“受け身”を卒業できます。
5. 報連相は、受け身を抜け出す第一歩
報連相がうまくできない人は、ほとんどの場合「言われてから報告する」=受け身です。
本来の報連相は、自らの意思で状況を共有する行動です。
- 問題が起きたらすぐ「報告」
- 関係者が知っておくべきことは早めに「連絡」
- 判断に迷ったら、先に「相談」
これが自然にできるようになれば、「自分で考えて動ける人」として信頼されるようになります。
まとめ:受け身をやめることが、キャリアの第一歩
受け身でいる限り、評価もチャンスも限定的です。
しかし、自ら動き、考え、伝えることができる人は、チームの中で自然と存在感を増していきます。
- 情報を待たずに取りにいく
- 報連相を習慣にする
- 自己管理を徹底する
- 自分の仕事の目的を考える
こうした積極的な姿勢が、やがて「信頼」「裁量」「成長」へとつながっていきます。
“受け身”から抜け出し、自分の仕事に誇りと影響力を持てるエンジニアを目指しましょう。



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