段取り力 ―― プロジェクトを前に進める技術
こんにちは。クラウン情報テクノロジーの増井です。
11月に入り、今年も当社が担うさまざまなプロジェクトで佳境を迎えています。
現場を見ていて、最近あらためて感じるのは――
「仕事ができる人」ほど、段取りがうまい ということです。
技術力ももちろん大切ですが、段取り力こそがプロジェクトを動かし、人を動かし、信頼を築く核心にあります。
今日はその「段取り力」について整理してみましょう。
1. 段取りとは「未来の障害を先に取り除くこと」
段取りとは、単にスケジュールを組むことではありません。
それは「未来の障害を先に見つけて、今のうちに取り除く力」です。
たとえば、打ち合わせの前に議題を明確にしておく。
レビューの前に想定質問を洗い出しておく。
これらはどれも、“未来のトラブルを未然に防ぐ準備”です。
良い段取りとは、時間を奪わないための「思いやり」でもあります。
2. 「逆算思考」が段取りの出発点
段取り力のある人は、常にゴールから逆算しています。
- いつまでに何を出すのか
- 誰が判断するのか
- そのために何を揃える必要があるのか
目的地が明確だから、迷いが少なく、修正も早い。
一方、段取りが苦手な人ほど「次に何をすればいいか」が曖昧です。
逆算思考は、タスク管理のテクニックではなく、“時間をデザインする力” なのです。
3. 「段取り八分、仕事二分」
古くからの言葉に「段取り八分、仕事二分」があります。
つまり、段取りの時点で勝負の8割は決まっているということです。
たとえば、
- 会議のゴール設定と資料準備
- プロジェクトの初期設計と関係者調整
- お客様への報告順序とメッセージ設計
これらを丁寧に行っておけば、当日の対応はスムーズに流れます。
逆に準備が甘いと、後からいくら頑張っても遅れを取り戻すのは難しい。
段取りとは、成果を“仕込む”プロセスなのです。
4. チームを動かす「段取り力」
段取りの本質は、自分が楽をすることではなく、チームが動けるようにすることにあります。
- 先に資料を共有して意見を集める
- 作業依頼を“いつ・誰が・何を・なぜ”の形で伝える
- 相手の予定を考慮して期限を設定する
段取り上手な人は、他人の時間を尊重します。
だから、チームの生産性が自然と上がる。
段取りとは、“他人の動きやすさ”を設計するリーダーシップでもあります。
5. 「今の自分の段取り」を定期的に見直す
段取り力はセンスではなく、習慣です。
- 毎朝5分だけ、今日のToDoを「優先度×期限」で整理する
- 毎週1回、来週のタスクを“前倒しできるもの”だけピックアップする
- 月初に「今月の山場」を俯瞰する
こうした小さな習慣が積み重なると、段取り力は確実に鍛えられます。
つまり、段取りとは才能ではなく“準備する癖”なのです。
6. 体調管理もまた、段取りの一部
季節の変わり目で体調を崩しやすいこの時期。
健康管理もまた、仕事の段取りの一部だと感じます。
突然の体調不良で休むことは、自分だけでなく、せっかく整えたチーム全体のスケジュールを崩すことにもつながります。
「無理をしない」「早めに休む」「生活リズムを整える」――
これも立派な段取りです。
自分のコンディションを保つことは、最も基本的で大切な“仕事の準備”なのです。
まとめ:段取りとは、信頼の先払い
段取り上手な人は、いつも少し早く動きます。
それは「自分が早く終わりたいから」ではなく、相手に安心してもらうためです。
先に準備することは、信頼の先払い。
「この人なら大丈夫」と思ってもらえる最大の武器です。
エンジニアにとって段取りとは、プログラムを書く前にロジックを整理すること、
会議の前に仮説を立てること、つまり“考える技術”そのものです。
💬 最後に:段取りで信頼を設計できる人と働きたい
クラウン情報テクノロジーでは、技術力だけでなく「段取り力」で現場を前に進めるエンジニアが活躍しています。
複雑なシステムも、細かな調整も、結局は“段取りの力”で決まる。
それを理解して動ける人こそ、次のリーダーです。
「現場を整え、周囲を動かす力を身につけたい」――
そんな方は、ぜひ私たちの仲間になってください。


