『なぜ僕らは働くのか』――働く意味を再発見するために
こんにちは。クラウン情報テクノロジーの増井です。
今週は 毎月最終週恒例の「社長の本棚」 の更新です。
今年も残りわずかとなり、働き方やキャリアを見つめ直すタイミングでもあります。
そんな時期にぜひ紹介したいのが、今回取り上げる 『なぜ僕らは働くのか』(池上彰監修)。
この本は本来、中学生や高校生など“これから働く若者向け”に作られた本 です。
しかし読んでみると、
むしろ社会人になった私たちこそ問い直したいテーマばかり
であることに気づかされます。
- 自分は何のために働くのか
- なぜこの仕事を選んだのか
- 自分の職業はどんな価値を提供して成り立っているのか
こうした根源的な問いは、大人になるほど曖昧になりがちです。
だからこそ、一度立ち止まって考える価値があります。
今日は、この本から得られるエッセンスを私なりに整理してお伝えします。
1. 働く理由は「生活費」だけでは説明できない
本書は冒頭から、素朴でありながら深い問いを投げかけます。
「あなたは、なぜ働いていますか?」
生活のため、家族のため――もちろんそれも大切です。
しかし、働く理由はそれだけではありません。
- 誰かの役に立つため
- 社会の一員として価値をつくるため
- 自分の成長のため
- 信頼を重ねていくため
そして本書が強調するのは、
“働く意味は、人の数だけ存在する”
という点です。
大人になるほど忘れてしまう大事な視点を、改めて思い出させてくれます。
2. 自分の仕事は何によって成り立っているのか
この本を読んで特に印象的なのは、
「自分の職業が社会のどんなつながりの中で機能しているか」
を考えるきっかけになる点です。
仕事は単独では存在しません。
社会という巨大なシステムの中で役割を持ち、互いに支え合うことで成り立っています。
たとえばエンジニアなら:
- 金融システムを作ることで、企業の資金の流れを支えている
- 障害対応は、誰かの“困った”を解消する行為
- 要件定義は、社会的な約束事を言語化して構造化する仕事
自分の職業は誰の役に立ち、どんな価値を生んでいるのか。
この問いに向き合うと、日々のタスクの意味が変わります。
3. 働くとは「価値の交換」に参加すること
本書では“仕事”を非常にシンプルに定義しています。
自分の持つ価値を差し出し、別の価値を受け取ること
時間、技術、知識を提供する代わりに、
お金、信頼、評価を受け取る――。
この交換が社会を動かすエンジンです。
ここで重要なのは、
「自分が何の価値を提供できるのか」
を知ることがキャリアの核心になる
ということ。
これは、経験を重ねた社会人だからこそ響く言葉です。
4. 経験は“積み重なる資産”になる
本書では、経験の価値を繰り返し強調しています。
- 失敗は成長の材料
- 課題に向き合うことで視野が広がる
- 人との協働が自分の幅を広げる
そして何よりも、
働くことを通じて「自分がアップデートされていく」。
これは若者向けの本でありながら、
むしろ経験を積んだ社会人に深く刺さるメッセージです。
5. 働く意味を言語化すると、ぶれなくなる
本書の最大の価値は、
“働く理由を言葉として持つこと” の重要性を教えてくれる点です。
働く意味が曖昧なとき、
人は迷い、疲れ、やる気を失います。
- 何のために働くのか
- 誰に価値を提供したいのか
- 自分の仕事は何で成り立っているのか
これらを言語化すると、判断軸が明確になり、
仕事の取り組み方も変わります。
まとめ:働く意味を取り戻し、誇りを持ってキャリアを選ぶ
『なぜ僕らは働くのか』は、
若い読者を想定して作られた優しい入門書です。
しかしその内容は、
むしろ社会人こそ立ち止まって考えたい深い問いに満ちています。
🌱 働くとは
- 自分の価値を社会へ届けること
- 経験を積み重ね、自分を育てること
- 誰かの役に立ち、信頼を築くこと
- そして、「自分が何のために働くのか」を自分自身で選ぶこと
働く意味が明確になると、
「仕事の質」も「キャリアの進み方」も大きく変わります。
💬 最後に:働く意味を持つエンジニアと一緒に働きたい
クラウン情報テクノロジーは、
ただコードを書く会社ではありません。
- 社会の仕組みを理解し
- 自分の価値を理解し
- 信頼をコードで形にする
そんなエンジニアが活躍できる会社です。
もしあなたが、
「自分は何のために働くのか」
「自分の仕事は誰の役に立っているのか」
を考えながらキャリアを描いていきたいなら――
私たちの環境は、きっとあなたの力を発揮できる場所になります。
一緒に誇りある仕事をしていきましょう。


