優先順位の技術 ―― 選ぶことで、仕事は前に進む

こんにちは。クラウン情報テクノロジーの増井です。

12月はプロジェクトが最も密度を増す時期です。
複数タスクが同時に走り、全てが重要そうに見えてしまう――。
そんなときこそ、「優先順位の技術」 が、仕事の質とスピードを左右します。

今日は、その本質と実践方法を整理します。


1. 優先順位とは「何を捨てるか」を決める技術

優先順位は「やることを並べる技術」ではなく、“やらないことを決める技術” です。

すべてを完璧にはできないからこそ、

  • 何を今やるか
  • 何を後回しにするか
  • 何をやらないと決めるか

を判断する力が、プロジェクトの明暗を分けます。

選ぶことは、同時に捨てること。
それが優先順位の本質です。


2. 「緊急度 × 重要度」だけでなく、“依存度”で決める

一般的には「緊急度 × 重要度」でタスクを評価しますが、現場ではもう一つの視点が不可欠です。

それが “他者の依存度”

  • 自分が止まると、誰の作業が止まるか?
  • どのタスクが後工程のボトルネックになるか?
  • 関係者が判断する材料を待っていないか?

エンジニアリングは「つながりの仕事」。
自分の判断がチーム全体の速度に直結します。

依存度を基準にすると、何から着手すべきかが格段にクリアになります。


3. 優先順位が曖昧だと、プロジェクトはなぜ止まるのか

優先順位づけが曖昧だと、次のような現象が発生します。

  • 締め切り直前に“本当に必要な作業”が残る
  • 手を動かしているのに進捗が生まれない
  • “簡単なタスク”だけが終わっていく
  • 確認待ち・レビュー待ちが渋滞する

本人がいくら努力しても、プロジェクトは前へ進まない という状態が起こります。

優先順位とは、成果を生むための戦略的な意思決定なのです。


4. 当社の仕組み:週報・月報・人事評価シートで“優先順位の言語化”

クラウン情報テクノロジーでは、優先順位を 言語化し、明確に共有する文化 を大切にしています。

✔ 週報

毎週の「最重要タスク(TOP3)」を整理し、上長と認識合わせをする仕組み。

✔ 月報

月1回の社内ミーティング資料として、「翌月の注力テーマ」を設定し、チーム全体で共有。

✔ 人事評価シート(週次PDCA)

週報とは別に、個人別の 「人事評価シート」 を運用し、週次でPDCAを回した記録を可視化 しています。

これにより、

  • 自分の優先判断の“思考癖”が見える
  • 同じ失敗を繰り返さない
  • 成長がデータとしてストックされる
  • 上長と部下で言語化のキャッチボールが生まれる

という効果があります。

優先順位は、書き出すことで精度が上がります。
言語化を仕組み化していることは、当社の大きな強みです。


5. 優先順位をつけるための具体的なコツ

① 「締切」ではなく「前倒し期限」を決める

前倒しの期限を設定することで、自然と“余裕のあるプロジェクト”になります。

② 集中力の高い時間帯に“重要タスク”を配置する

エンジニアにとって午前中の1時間は、夕方の1時間より価値が高い。

“価値の高い時間 × 重要度”でタスクを配置しましょう。

③ 優先度の低いタスクは思い切って削る

「やらなくていいことをやらない」
これが最も効果の高い時間の使い方です。


まとめ:優先順位とは、成果を最大化するための“選択”

優先順位はタスク管理ではなく、成果を最大化するための思考法 です。

選ぶこと。
捨てること。
そしてそれを言語化し、チームで共有すること。

クラウン情報テクノロジーでは、週報・月報・人事評価シートを通じて、優先順位を可視化し、成長のPDCAを仕組み化しています。

12月という忙しい時期だからこそ、「選ぶ力」があなたの仕事を前に進めます。