『イシューからはじめよ』から学ぶ、本当に考える仕事

こんにちは。クラウン情報テクノロジーの増井です。

毎月最終週は「社長の本棚」と題して、
印象に残った本をご紹介しています。

今回取り上げるのは、安宅和人さんの著書
『イシューからはじめよ』です。

ビジネス書の中でも長く読み継がれている一冊で、
多くのビジネスパーソンに影響を与えてきた本として知られています。

この本の中心にあるのは、
「イシュー(Issue)」という考え方です。

今日は、この本から感じたことを整理してみたいと思います。


1. イシューとは「本当に解くべき問題」

イシューとは、簡単に言えば

本当に解く価値のある問題

という意味です。

多くの仕事では、

・与えられたタスクをこなす
・目の前の課題を処理する

という形で仕事が進みます。

しかし本書では、
その前に考えるべきことがあると指摘します。

それは、

そもそも、その問題は解く価値があるのか。

仕事ができる人は、

「どう解くか」よりも先に
「何を解くべきか」を考える。

この順番こそが重要だと説いています。


2. 努力の量ではなく、問題設定の質

仕事では、

・長時間働く
・資料を作り込む
・多くのタスクを処理する

といった努力が評価されがちです。

しかし著者は、
努力の量だけでは成果は生まれないと指摘します。

問題設定がずれていれば、
どれだけ頑張っても成果にはつながらない。

逆に、

正しい問題を見つけることができれば、
仕事の価値は大きく変わる。

これは非常に本質的な指摘だと思います。


3. システム開発における「イシュー」

この考え方は、
システム開発にもそのまま当てはまります。

要件定義とは何か。

それは、

何を作るべきかを決める仕事です。

・どの課題を解決するのか
・どの機能を優先するのか
・どこまで作るのか

こうした判断は、
プロジェクトの方向そのものを決めます。

つまり上流工程とは、
「イシューを定める仕事」とも言えるでしょう。

ここが曖昧なまま開発に進めば、
どれだけ優秀なエンジニアがいても
プロジェクトは迷走します。


4. 現場で感じる「問題設定の差」

金融ITのプロジェクトでも、同じことを強く感じます。

経験を積んだエンジニアほど、

・本当に解くべき課題は何か
・その仕様は何のために必要なのか
・その変更がどこに影響するのか

といった点を深く考えます。

一方で、目の前のタスクだけを見てしまうと、
問題設定そのものを疑う機会は少なくなります。

しかしプロジェクトを前に進める人は、
往々にして

「この仕事の本当の目的は何か」

という問いを立て続けています。

この視点があるかどうかで、仕事の質は大きく変わります。


5. 考える仕事とは何か

この本が教えてくれるのは、

考える仕事とは何か

という視点です。

考えるとは、

・情報を集めることでも
・資料を作ることでもなく

問いを立てること。

そしてその問いを深めていくことです。

どの問題に取り組むべきかを見極める力こそ、
知的生産の出発点なのだと感じました。


まとめ:仕事の質は「問い」で決まる

『イシューからはじめよ』が教えてくれるのは、

仕事の質は、問いの質で決まる

という考え方です。

どんなに優れた解決策でも、
問いが間違っていれば意味がありません。

だからこそ、

・本当に解くべき問題は何か
・その仕事の目的は何か

を考える習慣が大切になります。

これは、エンジニアの仕事にも、
そして経営にも共通する視点だと感じました。

クラウン情報テクノロジーでは、
金融ITの現場で

業務を理解し、構造を整理し、
本当に解くべき問題を見つけられるエンジニア

を育てたいと考えています。

作業をこなすだけでなく、
問いを立てられる人。

そんな人材が増えるほど、
プロジェクトも組織も強くなると信じています。


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