なぜ「分からない」と言えるエンジニアほど成長するのか

こんにちは。
株式会社クラウン情報テクノロジー代表の増井です。

今月は「成長するエンジニアの考え方」をテーマに、私が約30年間、金融ITの現場で感じてきたことをお伝えしていきます。

今回のテーマは、

「分からない」と言えることの大切さ

です。

「そんなことは当たり前では?」と思われるかもしれません。

しかし、実際の現場では、「分からない」と言えなかったことが原因で、認識違いや手戻り、大きなトラブルにつながる場面を私は何度も見てきました。

一方で、成長が早いエンジニアほど、分からないことを素直に認め、積極的に質問しています。

今回は、その理由についてお話ししたいと思います。


1. 「分かったふり」は成長を止めてしまう

エンジニアとして経験を積んでくると、「こんなことを聞いたら恥ずかしい」「今さら質問できない」と思ってしまうことがあります。

しかし、そのまま理解が曖昧な状態で仕事を進めると、認識違いや手戻りが発生し、結果として自分だけでなく周囲にも迷惑を掛けてしまいます。

「分かったふり」は、その場を乗り切れたように見えても、自分の成長の機会を失ってしまいます。

分からないことを認めることは、決して恥ずかしいことではありません。

本当に恥ずかしいのは、分からないまま仕事を進めてしまうことだと私は考えています。


2. プロジェクト参画後、最初の1か月が勝負

私は社員にも、いつも伝えていることがあります。

「プロジェクトに参画して最初の1か月が一番大事だ」ということです。

参画したばかりの頃であれば、お客様も周囲のメンバーも、「まだ分からないことが多いのは当然」と考えています。

そのため、分からないことがあれば遠慮なく質問できますし、質問される側も丁寧に教えてくれることがほとんどです。

しかし、半年、1年と時間が経つにつれ、「今さらこんなことを聞いていいのだろうか」と感じ、初歩的なことほど質問しづらくなってしまいます。

だからこそ、最初の1か月で積極的に質問し、業務やシステムを理解することが、その後の成長スピードを大きく左右します。

分からないことがあることは問題ではありません。

分からないままにしてしまうことが問題なのです。


3. 成長が早い人ほど、質問が上手

私は約30年間、金融ITの現場で多くのエンジニアと一緒に仕事をしてきました。

その中で感じるのは、成長が早い人ほど質問が上手だということです。

ただ「分かりません」と言うだけではありません。

「ここまでは理解できましたが、この部分だけ分かりません。」

「私はこう考えたのですが、この認識で合っていますか。」

そんなふうに、自分なりに考えたうえで質問をしています。

だから、回答する側も説明しやすく、お互いの理解も深まります。

質問することは、相手に頼ることではありません。

理解を深めるための、大切なコミュニケーションなのです。


4. 私も今でも「分からない」と言います

私は現在も金融ITの現場で要件定義や基本設計に携わっています。

約30年間この仕事を続けていますが、それでも分からないことはあります。

新しい制度や商品、システムの仕様など、初めて触れるものは今でも数多くあります。

そんな時は、知ったかぶりをせず、確認します。

経験を積むことは大切ですが、それ以上に大切なのは、学び続ける姿勢です。

「分からない」と素直に言える人ほど、新しい知識を吸収し、成長し続けることができるのだと思います。


5. まとめ

エンジニアに求められるのは、「何でも知っている人」ではありません。

分からないことをそのままにせず、自ら学び、理解しようとする人です。

特に、新しいプロジェクトへ参画した最初の1か月は、分からないことを積極的に質問できる貴重な期間です。

その機会を活かすかどうかで、その後の成長は大きく変わります。

私自身も、30年間現場に立ち続けていますが、今でも分からないことは確認しながら仕事をしています。

だからこそ、当社でも「分からない」と安心して言える環境を大切にし、一人ひとりが学び続けられる会社でありたいと考えています。

もし、「もっと成長したい」「分からないことを安心して相談できる環境で働きたい」と考えているなら、ぜひ一度当社のことを知っていただけたら嬉しく思います。


6. Podcast

Podcastでは、エンジニアとして成長するための考え方や、現場で実際に感じていることについてもお話ししています。

ご興味のある方は、ぜひお聞きください。

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